更新日:2026年07月23日|対象調査期間:2026年4月27日〜5月10日(第29週・第30週)
本記事は、川崎市健康安全研究所が実施する「川崎市感染症発生動向調査」をもとに、かなレポ川崎編集部が市民向けにわかりやすく整理したレポートです。毎週の報告データをチェックして、日々の感染対策にお役立てください。
今週の感染症発生状況
2026年第29週・第30週(4月27日〜5月10日)の調査データをまとめました。川崎市内の定点医療機関から報告された疾患別の報告数と、前週からの傾向をご確認ください。
| 疾患名 | 前週報告数 | 今週報告数 | 傾向 |
|---|---|---|---|
| インフルエンザ | 85 | 72 | 📉 減少 |
| 感染性胃腸炎 | 124 | 118 | ➡️ 横ばい |
| 溶連菌感染症 | 42 | 38 | 📉 減少 |
| マイコプラズマ肺炎 | 18 | 22 | 📈 増加 |
| RSウイルス感染症 | 31 | 35 | 📈 増加 |
| 手足口病 | 15 | 24 | 📈 増加 |
| ヘルパンギーナ | 8 | 12 | 📈 増加 |
| 水痘(みずぼうそう) | 11 | 9 | ➡️ 横ばい |
※報告数は川崎市内の定点医療機関からの報告を集計したものです。市内の全患者数を示すものではありません。
今週の傾向を大きく見ると、インフルエンザ・溶連菌感染症は前週より報告数が減少しており、やや落ち着きの兆しが見られます。一方で、手足口病(前週15件→今週24件)・マイコプラズマ肺炎(18件→22件)・RSウイルス感染症(31件→35件)・ヘルパンギーナ(8件→12件)はいずれも増加傾向にあり、特に乳幼児・子どものいるご家庭は注意が必要な週となっています。感染性胃腸炎は依然として高い報告数で横ばいが続いており、引き続き警戒が必要です。
川崎市民が注意すべきポイント
今週のデータで増加傾向が確認された感染症を中心に、具体的な予防策をご案内します。
🤒 手足口病・ヘルパンギーナ(夏の子ども感染症に注意)
手足口病・ヘルパンギーナはいずれも乳幼児に多く見られる夏型の感染症で、エンテロウイルスやコクサッキーウイルスが主な原因です。5月に入り報告数が増え始めており、保育園・幼稚園・学校などでの集団感染に注意が必要な時期に入っています。
- 手洗い・うがいの徹底:外出後・食事前・トイレ後は石けんで丁寧に手を洗いましょう。
- タオルの共有を避ける:家族間でもタオルは個人用にし、感染の広がりを防ぎましょう。
- おむつ替えの衛生管理:便からもウイルスが排出されるため、おむつ替え後の手洗いを必ず行ってください。
- 体調変化の早期把握:子どもの口内・手のひら・足の裏の発疹、発熱などに気づいたら登園・登校を控え様子を観察してください。
😮💨 マイコプラズマ肺炎・RSウイルス感染症(せき・発熱が続く場合は要注意)
マイコプラズマ肺炎は長引くせきが特徴で、学童期の子どもに多い感染症です。RSウイルス感染症は乳幼児では重症化リスクがあります。飛沫・接触感染が主な感染経路です。
- マスクの活用:せきや鼻水がある場合は、周囲への飛沫拡散防止のためマスクを着用しましょう。
- 換気の確保:室内にこもった空気を入れ替えるため、定期的に窓を開けて換気を行いましょう(1〜2時間に1回程度が目安)。
- 免疫力の維持:十分な睡眠・バランスの良い食事・適度な運動を心がけ、体力低下を防ぎましょう。
- 乳幼児への注意:RSウイルスは生後6か月未満の赤ちゃんが感染すると重症化しやすいため、外出時や面会者の体調管理に気を配りましょう。
🦠 感染性胃腸炎(引き続き高水準・食中毒シーズンとも重なる)
感染性胃腸炎は118件と引き続き高い水準で推移しています。気温が上がるこの時期は食品の管理にも注意が必要です。
- 調理前後の手洗い:食品を扱う前と後は必ず石けんで手を洗いましょう。
- 食品の加熱・保存管理:肉・魚介類はしっかり加熱し、作った食品は冷蔵保存し早めに食べ切りましょう。
- 嘔吐物・排泄物の処理:感染者の嘔吐物や排泄物を処理する際は、使い捨て手袋・マスクを着用し、次亜塩素酸ナトリウム液で消毒してください。
感染症が疑われる場合は
⚠️ 本記事は一般的な情報提供を目的としており、医療アドバイスや診断に当たる内容ではありません。体調に不安がある場合は、必ず医療機関を受診してください。
受診の目安
以下のような症状がある場合は、早めに医療機関へご相談ください。
- 高熱が続く、または解熱後に再び熱が出た
- せきが長引く(1週間以上改善しない)
- 嘔吐・下痢が続き、水分が取れない
- 子どもがぐったりしている、ぐずりが激しいなど、普段と様子が異なる
- 発疹や水ぶくれが急速に広がる
川崎市の相談窓口
- 川崎市救急医療情報センター(24時間対応)
電話:044-739-1919 - こども救急相談(小児救急電話相談)
電話:#8000(毎日19:00〜翌8:00) - 川崎市健康安全研究所(感染症情報)
川崎市公式サイトより最新の感染症情報を確認できます。
かかりつけ医がいる場合は、まずかかりつけ医にご相談いただくのがおすすめです。受診の際は、いつから症状が出たか・周囲に同様の症状の方がいるかをメモしておくとスムーズです。
出典・データについて
本記事のデータは、以下の公式情報をもとにかなレポ川崎編集部が整理・作成したものです。
- 出典:川崎市感染症発生動向調査(川崎市健康安全研究所)
- 調査週:2026年 第29週・第30週(2026年4月27日〜5月10日)
- 報告日:2026年07月23日
- 公式URL:川崎市感染症発生動向調査(川崎市公式サイト)
本記事の数値・情報は報告日時点のものです。最新の発生動向については、川崎市公式サイトの最新レポートを必ずご確認ください。なお、本記事は情報提供を目的としており、医療上の診断・治療の根拠となるものではありません。体調に関するご判断は、必ず医師・医療機関にご相談ください。
📌 関連記事
📩 かなレポ川崎メルマガ(無料)
川崎の開店・イベント・防犯・住みやすさデータを週1でお届け。いつでも解除できます。

