更新日:2026年6月25日|対象週:第25週・第26週(2026年4月27日〜5月10日)
本記事は川崎市感染症発生動向調査(川崎市健康安全研究所)の最新データをもとに、川崎市民向けにわかりやすくまとめたレポートです。感染症の流行状況を把握し、日々の予防行動にお役立てください。
今週の感染症発生状況
2026年第25週(4月27日〜5月3日)および第26週(5月4日〜5月10日)の川崎市内定点医療機関からの報告に基づく、主要感染症の発生動向は以下のとおりです。インフルエンザや溶連菌感染症は減少傾向にある一方、手足口病・ヘルパンギーナ・RSウイルス感染症・マイコプラズマ肺炎は増加傾向にあり、初夏に流行しやすい感染症への注意が必要な時期に入っています。
| 疾患名 | 第25週(前週)報告数 | 第26週(今週)報告数 | 傾向 |
|---|---|---|---|
| インフルエンザ | 85 | 72 | 📉 減少 |
| 感染性胃腸炎 | 124 | 118 | ➡️ 横ばい |
| 溶連菌感染症 | 42 | 38 | 📉 減少 |
| マイコプラズマ肺炎 | 18 | 22 | 📈 増加 |
| RSウイルス感染症 | 31 | 35 | 📈 増加 |
| 手足口病 | 15 | 24 | 📈 増加 |
| ヘルパンギーナ | 8 | 12 | 📈 増加 |
| 水痘(みずぼうそう) | 11 | 9 | ➡️ 横ばい |
※報告数は川崎市内定点医療機関からの週別報告数の合計です。実際の患者数とは異なります。
川崎市民が注意すべきポイント
今週のデータで特に注目すべきは、手足口病・ヘルパンギーナ・RSウイルス感染症・マイコプラズマ肺炎の4疾患の増加傾向です。いずれも乳幼児や小学校低学年の子どもへの影響が大きい感染症です。お子さんのいるご家庭は特に注意して予防行動を取りましょう。
🤲 手足口病・ヘルパンギーナへの対策
手足口病とヘルパンギーナはともに夏季に流行するウイルス性感染症で、主に飛沫・接触感染で広がります。以下の点を日常的に実践してください。
- こまめな手洗い:石けんを使って30秒以上、帰宅後・食事前・トイレ後に必ず行いましょう。アルコール消毒はウイルスの種類によって効果が異なるため、流水での手洗いが基本です。
- おむつ交換後の手洗い:手足口病のウイルスは便中に長期間残ることがあります。おむつ交換後は必ず丁寧に手を洗いましょう。
- タオルの共用を避ける:家族内での感染拡大を防ぐため、タオルや食器は分けて使用しましょう。
- 保育所・幼稚園への報告:発症した場合は登園前に施設へ連絡し、医師の指示に従って登園再開の時期を確認しましょう。
😷 RSウイルス感染症・マイコプラズマ肺炎への対策
RSウイルスは特に生後6ヶ月未満の乳児で重症化しやすく注意が必要です。マイコプラズマ肺炎は長引く咳が特徴で、学童期の子どもや若い大人にも見られます。
- 咳エチケット:咳やくしゃみの際はティッシュや肘の内側で口・鼻を覆い、使用後のティッシュはすぐにゴミ箱へ。
- マスクの着用:咳や鼻水など呼吸器症状がある場合、人混みや医療機関ではマスクを着用し、周囲への感染拡大を防ぎましょう。
- 換気:室内にこもらず、定期的に窓を開けて空気を入れ替えましょう。特に集団生活の場(保育所・学校・職場)では意識的に換気を行いましょう。
- 新生児・乳児のいるご家庭:風邪症状のある家族が赤ちゃんと接触する際は特に手洗い・マスクを徹底し、抱っこや顔への接触を控えましょう。
🦠 感染性胃腸炎への対策(横ばい・依然高水準)
感染性胃腸炎の報告数は横ばいですが、引き続き高い水準が続いています。
- 手洗いの徹底:調理前・食事前・トイレ後は必ず流水と石けんで手を洗いましょう。
- 嘔吐物・排泄物の適切な処理:処理の際はゴム手袋・マスクを着用し、次亜塩素酸ナトリウムを用いて適切に消毒・処理しましょう。川崎市健康安全研究所の資料も参考にしてください。
感染症が疑われる場合は
受診の目安
以下のような症状がみられる場合は、かかりつけ医や近くの医療機関に相談・受診することをお勧めします。症状が重い場合や、乳幼児・高齢者・基礎疾患のある方は早めに受診してください。
- 38℃以上の発熱が続く / 解熱後に再び高熱が出る
- 激しい咳・息苦しさがある
- 激しい嘔吐・下痢で水分が取れない
- 口の中・手・足に水疱や発疹がある(手足口病・ヘルパンギーナの疑い)
- 乳児が普段と様子が違う、哺乳量が極端に減っている
川崎市の相談窓口
症状について不安がある場合や受診先に迷う場合は、以下の相談窓口を利用してください。
- 救急安心センターかわさき(#7119):夜間・休日の急病時に医師・看護師が電話で相談に応じます。受診の必要性について判断の目安を教えてもらえます。
- 川崎市健康福祉局(平日昼間):各区役所の保健福祉センター(地域健康福祉部)でも感染症に関する相談ができます。
- 子ども救急相談(#8000):夜間の子どもの急病に関する電話相談窓口(小児科医・看護師対応)です。
⚠️ 本記事は医療上の診断・治療アドバイスを行うものではありません。症

