更新日:2026年06月04日 | 対象期間:2026年4月27日(月)〜5月10日(土) 第22週・第23週
本記事は、川崎市健康安全研究所が実施する「川崎市感染症発生動向調査」の最新データをもとに、かなレポ川崎編集部が市民向けにわかりやすく再構成したものです。お子さんのいるご家庭や、日常的に人と接する機会の多い方はぜひご確認ください。
今週の感染症発生状況(第22週・第23週)
今回は2026年4月27日〜5月10日(第22週・第23週)の2週分のデータをまとめてお届けします。ゴールデンウィーク期間を含む調査週となっており、人の移動が多かった時期のデータとして参考になります。調査は川崎市内の定点医療機関から収集された報告に基づいており、市全体の傾向を把握する目的で公表されています。
| 疾患名 | 第22週(前週)報告数 | 第23週(今週)報告数 | 傾向 |
|---|---|---|---|
| インフルエンザ | 85 | 72 | 📉 減少 |
| 感染性胃腸炎 | 124 | 118 | ➡️ 横ばい |
| 溶連菌感染症 | 42 | 38 | 📉 減少 |
| マイコプラズマ肺炎 | 18 | 22 | 📈 増加 |
| RSウイルス感染症 | 31 | 35 | 📈 増加 |
| 手足口病 | 15 | 24 | 📈 増加 |
| ヘルパンギーナ | 8 | 12 | 📈 増加 |
| 水痘(みずぼうそう) | 11 | 9 | ➡️ 横ばい |
※報告数は川崎市内定点医療機関からの報告に基づく集計値です。市内の全患者数を示すものではありません。
注目すべき動向
インフルエンザと溶連菌感染症は前週から減少傾向にあり、ひとまず落ち着きが見られます。一方で、手足口病(前週15件→今週24件)とヘルパンギーナ(前週8件→今週12件)は増加幅が比較的大きく、これから本格的な夏シーズンを迎えるにあたり注視が必要な状況です。マイコプラズマ肺炎やRSウイルス感染症も緩やかな増加傾向にあります。感染性胃腸炎は依然として高い水準で横ばいが続いており、引き続き注意が必要です。
川崎市民が注意すべきポイント
🤲 すべての感染症に共通する基本予防策
- 手洗い・手指消毒の徹底:外出先からの帰宅時、食事前、トイレ後は必ず石けんで20秒以上手を洗いましょう。アルコール消毒液の併用も効果的です。
- 咳エチケット:せきやくしゃみの際はティッシュや肘の内側で口・鼻を覆い、周囲への飛沫を防ぎましょう。
- 換気:室内にいる時間が長い場合は、1〜2時間に一度は窓を開けて換気を心がけましょう。
👶 手足口病・ヘルパンギーナ(乳幼児のいるご家庭へ)
手足口病とヘルパンギーナはいずれも乳幼児に多くみられるウイルス性感染症で、夏に流行しやすい特徴があります。今週は両疾患とも報告数が増加しており、保育園・幼稚園に通うお子さんのいるご家庭は特にご注意ください。
- おむつ交換後は必ず手洗いを行い、タオルの共用は避けましょう。
- おもちゃや食器は定期的に消毒・洗浄しましょう。
- 集団生活の場では、症状が出た子どもを早めに休ませることが周囲への感染拡大を防ぐことにつながります。
😷 マイコプラズマ肺炎・RSウイルス感染症(長引く咳に注意)
マイコプラズマ肺炎は「長引く乾いた咳」が特徴で、学童期の子どもから大人まで幅広く感染します。RSウイルスは乳幼児では重症化することがあるため、0〜2歳のお子さんがいるご家庭は発熱・鼻水・咳の症状が続く場合は早めの受診を検討してください。いずれも飛沫感染・接触感染が主な経路であるため、手洗いとマスクの着用が有効です。
🍽️ 感染性胃腸炎(食べ物・水回りの衛生管理)
感染性胃腸炎は引き続き高い水準で推移しています。食材の十分な加熱調理、調理器具の洗浄・消毒、嘔吐物・下痢の適切な処理(塩素系消毒剤の使用)を心がけてください。症状がある方は脱水症状を防ぐため、こまめな水分補給を行いましょう。
感染症が疑われる場合は
受診の目安
発熱・咳・下痢・嘔吐・発疹などの症状が見られる場合は、自己判断で市販薬のみで対処せず、かかりつけの医療機関に相談・受診することをお勧めします。特に以下の症状が見られる場合は、早めに医療機関を受診してください。
- 38℃以上の高熱が2日以上続く
- 水分が摂れず、ぐったりしている(特に乳幼児・高齢者)
- 呼吸が苦しい、息が荒い
- けいれんが起きた、または意識がもうろうとしている
※本記事は医療アドバイスや診断を行うものではありません。症状についての判断は必ず医師にご相談ください。
📞 川崎市の相談窓口
- 川崎市救急医療情報センター(夜間・休日):044-222-2266
- 子ども(15歳未満)の救急相談:#8000(小児救急電話相談、毎日19:00〜翌8:00)
- 大人の救急相談:#7119(救急安心センターかながわ、24時間対応)
- 川崎市健康安全研究所(感染症情報):川崎市感染症発生動向調査ページ
出典・データについて
本記事で使用したデータは、以下の公式情報を出典としています。
- 出典:川崎市感染症発生動向調査(川崎市健康安全研究所)
- 調査期間:2026年4月27日〜5月10日(第22週・第23週)
- 報告日:2026年06月04日
- 公式データURL:https://www.city.kawasaki.jp/350/page/0000004374.html
【免責事項】本記事は川崎市が公表する公式データをもとに、かなレポ川崎編集部が市民向けに再構成・解説したものです。掲載データは公表時点の情報であり、最新の状況は必ず川崎市公式ページをご確認ください。本記事の内容は医療診断・医療アドバイスを目的とするものではありません。健康上の判断は必ず医療専門家にご相談ください。

