最終更新日:2026年05月28日|対象期間:2026年4月27日〜5月10日(第21週・第22週)
本記事は川崎市感染症発生動向調査(川崎市健康安全研究所)の公表データをもとに、かなレポ川崎編集部が市民向けに再構成したレポートです。
2026年第21週(4月27日〜5月3日)・第22週(5月4日〜5月10日)の2週分を対象として、川崎市内の定点医療機関から報告された感染症の発生状況をお届けします。ゴールデンウィークをまたぐ時期のデータとなっており、人流の増加による感染拡大リスクにも注意が必要です。最新の動向を確認し、日々の感染予防にお役立てください。
今週の感染症発生状況
以下の表は、川崎市内の定点医療機関から報告された疾患別の報告数と前週比の傾向です。数値は定点あたり報告数ではなく、報告医療機関からの総報告数であることにご注意ください。
| 疾患名 | 前週報告数(第21週) | 今週報告数(第22週) | 傾向 |
|---|---|---|---|
| インフルエンザ | 85 | 72 | 📉 減少 |
| 感染性胃腸炎 | 124 | 118 | ➡️ 横ばい |
| 溶連菌感染症 | 42 | 38 | 📉 減少 |
| マイコプラズマ肺炎 | 18 | 22 | 📈 増加 |
| RSウイルス感染症 | 31 | 35 | 📈 増加 |
| 手足口病 | 15 | 24 | 📈 増加 |
| ヘルパンギーナ | 8 | 12 | 📈 増加 |
| 水痘(みずぼうそう) | 11 | 9 | ➡️ 横ばい |
※上記データは川崎市健康安全研究所が公表した定点報告数をもとに作成しています。
注目すべき動向
インフルエンザと溶連菌感染症は前週から報告数が減少しており、季節的な落ち着きが見られます。一方で、手足口病・ヘルパンギーナ・RSウイルス感染症・マイコプラズマ肺炎の4疾患は報告数が増加傾向にあります。特に手足口病は前週比で60%近い増加幅となっており、乳幼児を持つ家庭では注意が必要な状況です。感染性胃腸炎は依然として報告数が多く、引き続き横ばいの水準で推移しています。
川崎市民が注意すべきポイント
🤲 手洗い・手指衛生の徹底
手足口病・ヘルパンギーナ・感染性胃腸炎・RSウイルス感染症はいずれも、ウイルスが付着した手を介して広がる「接触感染」が主な感染経路のひとつです。外出後・トイレ後・食事前・子どものおむつ交換後などは、石けんを使った20秒以上の手洗いを習慣にしましょう。アルコール消毒も補助的に有効です。
😷 咳エチケットと換気
マイコプラズマ肺炎やRSウイルス感染症は飛沫感染も経路となります。咳やくしゃみの際はマスクの着用、またはティッシュ・肘の内側で口と鼻を覆う「咳エチケット」を心がけてください。室内の換気も定期的に行い、密集した環境を避けることが予防につながります。
👶 乳幼児・保護者の方へ
手足口病・ヘルパンギーナ・RSウイルス感染症は特に乳幼児に影響が出やすい感染症です。保育園・幼稚園で流行情報が出ている場合は施設からのお知らせを確認し、子どもの体調変化に早めに気づけるよう日々の検温やからだの確認を続けてください。また、おもちゃや遊具の共有後はこまめに拭き取り消毒を行うことが有効とされています。
🍽 食品・水の衛生管理
感染性胃腸炎の主な原因となるノロウイルスやロタウイルスは、食品や水を介した経口感染も起こります。食品の十分な加熱調理、生ものの取り扱い後の手洗い、調理器具の定期的な消毒を実践しましょう。
感染症が疑われる場合は
本記事は情報提供を目的としており、医療的な診断・治療を行うものではありません。
こんな症状があれば早めに受診を
- 38℃以上の高熱が続く、または急激な発熱がある
- 口の中・手足に水疱や発疹がある(手足口病・ヘルパンギーナを疑う場合)
- 激しいせきが続く、呼吸が苦しそうに見える
- 嘔吐や下痢が続き、水分が取れない状態が続く
- 乳幼児でぐったりしている、機嫌が著しく悪い
特に乳幼児・高齢者・基礎疾患のある方は症状が重くなりやすい場合があります。上記に当てはまる場合は速やかにかかりつけ医または近くの医療機関へご相談ください。
川崎市の相談窓口
- 川崎市救急医療情報センター(夜間・休日):☎ 044-739-1919
- 子ども医療電話相談(#8000):夜間の子どもの急病時(全国共通)
- 川崎市健康福祉局 健康増進課:平日の感染症に関する一般相談はお住まいの区の保健福祉センターへ
休日・夜間に受診できる医療機関は、川崎市公式サイトの医療機関案内からもご確認いただけます。
出典・データについて
本記事に掲載した感染症発生報告数は、以下の公式データを出典としています。
【免責事項】本記事はかなレポ川崎編集部が川崎市公表データをもとに市民向けに情報整理したものです。内容の正確性には最善を尽くしていますが、最新・詳細な情報は必ず川崎市公式ページでご確認ください。本記事の内容は医療行為の代替となるものではなく、医療上の判断については必ず医療機関にご相談ください。

