更新日:2026年6月11日|対象期間:2026年4月27日(第23週)〜 5月10日(第24週)
本記事は川崎市感染症発生動向調査(川崎市健康安全研究所)のデータをもとに、かなレポ川崎編集部が市民向けにまとめた情報レポートです。医療上の診断・治療方針を示すものではありません。体調に不安がある場合は必ず医療機関を受診してください。
本レポートは、川崎市健康安全研究所が実施する「川崎市感染症発生動向調査」の第23週(2026年4月27日〜5月3日)および第24週(2026年5月4日〜5月10日)のデータをもとに作成しています。市内の定点医療機関から報告された感染症の発生状況を集計・分析したもので、地域の感染動向を把握し、市民の皆さんが日常生活での感染予防行動に役立てていただくことを目的としています。なお、本データは速報値であり、後日修正される場合があります。
今週の感染症発生状況
第24週(5月4日〜10日)の疾患別報告数は以下のとおりです。前週(第23週)と比較しながらご確認ください。増加傾向にある疾患が複数見られますので、特にお子さんのいるご家庭は注意が必要です。
| 疾患名 | 前週報告数(第23週) | 今週報告数(第24週) | 傾向 |
|---|---|---|---|
| インフルエンザ | 85 | 72 | 📉 減少 |
| 感染性胃腸炎 | 124 | 118 | ➡️ 横ばい |
| 溶連菌感染症 | 42 | 38 | 📉 減少 |
| マイコプラズマ肺炎 | 18 | 22 | 📈 増加 |
| RSウイルス感染症 | 31 | 35 | 📈 増加 |
| 手足口病 | 15 | 24 | 📈 増加 |
| ヘルパンギーナ | 8 | 12 | 📈 増加 |
| 水痘(みずぼうそう) | 11 | 9 | ➡️ 横ばい |
インフルエンザ・溶連菌感染症は減少傾向にある一方、手足口病・ヘルパンギーナ・RSウイルス感染症・マイコプラズマ肺炎の4疾患で報告数の増加が確認されています。特に手足口病は前週比60%増と増加幅が大きく、夏に向けて引き続き動向が注目されます。感染性胃腸炎は依然として報告数が最も多く、横ばいの状態が続いています。
川崎市民が注意すべきポイント
📌 手足口病・ヘルパンギーナ(夏風邪に注意)
手足口病・ヘルパンギーナはいずれもエンテロウイルスによる感染症で、毎年5月〜8月にかけて乳幼児を中心に流行します。手足口病は手・足・口の中に発疹や水疱が現れ、ヘルパンギーナは口の中の水疱と高熱が主な症状です。有効なワクチンはなく、予防の基本はこまめな手洗い・うがいです。保育施設・幼稚園などで集団感染しやすいため、お子さんの体調変化に早めに気づくことが大切です。タオルの共用を避け、入浴後は湯を抜いて清潔を保ちましょう。
📌 RSウイルス感染症(乳幼児・高齢者は重症化に注意)
RSウイルスは乳幼児や免疫力の低下した高齢者で重症化するリスクがある呼吸器感染症です。鼻水・咳・発熱といった風邪に似た症状から始まりますが、乳児では細気管支炎や肺炎に進展することがあります。飛沫感染・接触感染で広がるため、外出後の手洗いの徹底や、感染者との近距離での接触を避けることが予防の柱となります。
📌 マイコプラズマ肺炎(長引く咳に注意)
マイコプラズマ肺炎は、数週間続く乾いた咳が特徴の感染症です。学童期〜成人まで幅広い年齢層に見られます。症状が軽く見えても肺炎に進行していることがあるため、咳が1週間以上続く場合は早めに受診することをお勧めします。飛沫・接触感染を防ぐマスク着用、手洗い、換気を心がけてください。
📌 感染性胃腸炎(依然として高い報告数が継続)
ノロウイルス・ロタウイルス等による感染性胃腸炎は、下痢・嘔吐・腹痛を主症状とします。嘔吐物・排泄物を介した接触感染・経口感染が主な感染経路です。調理前・食事前・トイレ後の石けんによる手洗いを徹底し、嘔吐物の処理には使い捨てのビニール手袋とマスクを使用してください。脱水症状を防ぐため、水分補給にも注意しましょう。
感染症が疑われる場合は
受診の目安
以下のような症状が見られる場合は、早めにかかりつけ医または近隣の医療機関を受診してください。
- 38℃以上の発熱が続く、または急激に上昇した
- 咳・鼻水・咽頭痛などの症状が数日以上改善しない
- 口や手足に水疱・発疹が出た(特に小児)
- 激しい嘔吐・下痢があり、水分が摂れない
- 呼吸が苦しそう・ぐったりしているなど、いつもと様子が異なる
※症状の程度や経過は個人差があります。上記はあくまで参考情報であり、医学的な診断基準ではありません。不安な場合はためらわず医療機関にご相談ください。
川崎市の相談窓口
- 川崎市救急・急病案内(♯7119):救急受診の必要性を電話で相談できます。24時間対応。
- こどもの救急相談(♯8000):夜間・休日のお子さんの急な発熱や体調変化について小児科医・看護師に相談できます。
- 川崎市健康安全研究所:感染症の発生動向に関する最新情報を公式サイトで公開しています。
休日・夜間の救急医療機関については、川崎市公式ウェブサイトの「救急医療機関案内」ページをご確認ください。
出典・データについて
本記事のデータは以下の公式情報を出典としています。
- 出典:川崎市感染症発生動向調査(川崎市健康安全研究所)
- 調査週:第23週(2026年4月27日〜5月3日)・第24週(2026年5月4日〜10日)
- 報告日:2026年6月11日
- 公式URL:https://www.city.kawasaki.jp/350/page/0000004374.html
【免責事項】本記事は川崎市公式データをもとに「かなレポ川崎」編集部が市民向けに再構成した情報提供記事です。医療上の診断・治療の判断材料として使用しないでください。データは速報値のため、川崎市健康安全研究所の公式発表により変更される場合があります。最新かつ正確な情報は必ず上記の川崎市公式ページをご確認ください。
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