川崎はどの町がファミリー向き?644町丁データで見る、区平均では消える実像【2026年3月末】

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川崎市の町丁別 平均世帯人員ランキング(ファミリー世帯が多い町)

この記事について

川崎市が公表する町丁別の世帯数・人口(令和8年3月末日現在・住民基本台帳)をかなレポ川崎が独自集計し、644の町丁ごとに「平均世帯人員(人口÷世帯数)」を算出しました。数値が大きいほどファミリー世帯が多く、小さいほど単身世帯が多い傾向を示します。「◯◯区は子育て向き」という区単位の平均では見えない、町丁レベルの実像を可視化します。

川崎市全体の平均世帯人員は1.89人(人口1,546,382人 ÷ 世帯818,807世帯)。全国的に見ても低く、川崎は「単身・少人数世帯の街」です。しかし町丁単位で見ると、その数字は1.10人(ほぼ全員が単身)から2.99人(ファミリー密集)まで大きく振れます。同じ区の中ですら、隣り合う町でまったく人口構成が違う——そんな“区平均では消える”川崎の実像を、公式データで見ていきます。


もくじ

ファミリーが集まる町 ベスト15(平均世帯人員)

平均世帯人員が多い=夫婦+子どものようなファミリー世帯が多い町です(世帯数300以上の町丁で集計)。麻生区はるひ野幸区の新川崎・新小倉が上位を占めました。

1. 麻生区 はるひ野3丁目2.99人
2. 幸区 新川崎2.93人
3. 幸区 新小倉2.90人
4. 麻生区 はるひ野5丁目2.78人
5. 宮前区 宮崎4丁目2.75人
6. 麻生区 はるひ野1丁目2.73人
7. 川崎区 小田栄2丁目2.65人
8. 麻生区 はるひ野2丁目2.58人
9. 高津区 久地3丁目2.57人
10. 宮前区 水沢2丁目2.56人
11. 麻生区 栗木1丁目2.55人
12. 宮前区 有馬7丁目2.52人
13. 麻生区 万福寺4丁目2.52人
14. 麻生区 細山4丁目2.48人
15. 宮前区 土橋7丁目2.45人

単身が多い町 ベスト15(平均世帯人員が少ない)

平均世帯人員が1人台前半=ほとんどが単身世帯の町です。川崎区(堀之内町・南町・本町・東田町など)と、武蔵小杉に近い中原区の新丸子町が並びます。駅近・繁華街・ワンルーム中心のエリアです。

1. 川崎区 堀之内町1.10人
2. 川崎区 南町1.24人
3. 川崎区 本町1丁目1.25人
4. 川崎区 東田町1.29人
5. 川崎区 小川町1.30人
6. 中原区 新丸子町1.30人
7. 中原区 新城5丁目1.31人
8. 川崎区 砂子1丁目1.33人
9. 川崎区 宮本町1.33人
10. 川崎区 塩浜3丁目1.33人
11. 麻生区 上麻生1丁目1.34人
12. 川崎区 日ノ出1丁目1.35人
13. 中原区 新丸子東1丁目1.36人
14. 川崎区 池田1丁目1.37人
15. 中原区 新丸子東2丁目1.37人

「区平均」では消える——同じ区でも町でこんなに違う

この分析の核心です。各区の中で平均世帯人員が最も多い町と少ない町を並べると、同じ区とは思えないほどの差が出ます。「◯◯区はファミリー向き/単身向き」という区単位の見方が、いかに大雑把かが分かります。

区平均 最も多い町 最も少ない町
川崎区 1.72 小田栄2丁目 2.65 堀之内町 1.10 1.55
幸区 1.95 新川崎 2.93 中幸町4丁目 1.41 1.52
中原区 1.84 井田杉山町 2.33 新丸子町 1.30 1.03
高津区 1.90 久地3丁目 2.57 溝口2丁目 1.41 1.16
宮前区 2.08 宮崎4丁目 2.75 白幡台2丁目 1.68 1.07
多摩区 1.80 南生田2丁目 2.37 西生田2丁目 1.37 1.00
麻生区 2.05 はるひ野3丁目 2.99 上麻生1丁目 1.34 1.65

差が最も大きいのは麻生区で、はるひ野3丁目(2.99人)と上麻生1丁目(1.34人)で1.65人もの開きがあります。川崎区も、工場地帯の再開発が進む小田栄2丁目(2.65人)と繁華街の堀之内町(1.10人)が同じ区にあります。

これから伸びる町(人口増加率トップ10)

前年同月比で人口が伸びている町です(世帯数300以上)。マンション建設や再開発が背景にあると見られます。

1. 高津区 下野毛2丁目+24.6%
2. 中原区 今井西町+19.1%
3. 幸区 新小倉+10.0%
4. 高津区 瀬田+9.5%
5. 宮前区 小台1丁目+8.8%
6. 麻生区 東百合丘4丁目+8.8%
7. 麻生区 王禅寺西7丁目+7.7%
8. 宮前区 水沢3丁目+7.5%
9. 高津区 坂戸1丁目+7.0%
10. 宮前区 鷺沼4丁目+6.7%

注目:幸区 新小倉は、平均世帯人員2.90人(市内でも上位のファミリー度)でありながら、人口増加率+10.0%。“今まさに家族が集まりつつある町”と言えます。

よくある質問

Q. 「平均世帯人員」で何が分かるの?
A. 人口を世帯数で割った値で、1世帯あたりの人数です。大きいほど夫婦+子どものようなファミリー世帯が多く、1人台前半だと単身世帯が中心の町だと推測できます。子育て環境や街の雰囲気を測る手がかりになります。

Q. データの出典と時点は?
A. 川崎市が公表する「町丁別の人口(令和8年3月末日現在)」です。3・6・9・12月の各月末時点の住民基本台帳をもとに市が集計したもので、かなレポ川崎が世帯数300以上の607町丁を対象に平均世帯人員を独自算出しました。数値は今後変動します。

Q. 数値が載っていない町丁があるのはなぜ?
A. 川崎市は世帯数がごく少ない町丁の数値を非公開(表内で「X」)としています。今回の集計ではその11町丁を除外しています。

この分析の方法・出典

  • データ:川崎市「令和8年町丁別の人口 3月末日現在」(住民基本台帳による人口及び世帯数/クリエイティブ・コモンズライセンスの下に提供)
  • 平均世帯人員=人口÷世帯数。かなレポ川崎による独自集計です
  • ノイズを避けるため、ランキングは世帯数300以上の607町丁を対象に集計(掲載対象の全町丁は644)
  • 人口増加率・人口密度は川崎市公表値。数値は記事作成時点のもので変動します

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